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江川 明音
人と文化の架け橋として 学ぶ意欲をサポートする

江川 明音
TSCインターナショナル 株式会社 代表取締役
中国出身。1990年、日本語を学ぶため来日。語学を修めた後、横浜国立大学大学院に進学。その後、明治大学大学院で法学研究科を修了、修士号取得。留学生時代には、アルバイトとして中国語教室で教鞭を執った。卒業後は貿易会社に就職。次に、IT企業に職場を移し人事総務を経験。これらの経験を生かし、2009年4月にTSCインターナショナル(株)を興した。
>>Company
TSCインターナショナル 株式会社
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-33-5 タケトモビル3F
TEL 03-3200-5673 / FAX 03-3200-5660
URL http://www.jp-tsc.com/
MAIL koryu@jp-tsc.com
グローバル化が進む現代。人や物資、情報などありとあらゆるものが国境を越えて世界を行き来するようになった。そんな今だからこそ、「自分の体で他国の文化を体験し、視野を広げることが大切」と江川社長は言う。人と人との交流を通して国と国との架け橋として活動する社長を訪ねた。
日本語を勉強するため来日
沖: 江川社長は中国出身でいらっしゃるそうですね。

江川: はい。約20年前に、日本語を勉強しようと来日しました。最初は言葉が全く分かりませんでしたが、周りの人に助けて頂きながら、次第に日本社会に馴染んでいきました。  
  日本語が上達すると、今度は周囲に「中国語を教えて」という方が増えてきて、教室を開くように。私自身は大学に通っていたのですが、中国語を学ぶ意欲を持っている方の役に立ちたいと教え始めたところ、次第に人数が増えていき、いつの間にか自分の教室を持つようになりました。その頃には、生徒は30人ほどもいたんですよ。 

沖: なるほど、それが起業につながったのでしょうか。

江川:
いえ、横浜国立大学と明治大学の大学院に在学中、法学を勉強しながら、語学教室はアルバイトとしてやっていました。修士課程修了後は貿易会社に8年弱勤め、中国の窓口担当、経理、企画、法務などを経験。その後、IT企業に転職し約5年間、人事総務部・海外事業部の責任者を兼任し、海外のIT技術者の募集、面接、教育などに携わっていました。少しずつ「中国と日本の交流を深め、双方の文化を伝える架け橋になりた
い」と思い始めまして。2009年の4月にTSCインターナショナル(株)を興したのです。
 
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日中間の架け橋として
沖: 現在の業務内容をお聞かせください。

江川: 中国から日本への留学を望む留学希望者の仲介業務を主軸に、中国でのビジネスに関わるコンサルティング業務などを手がけています。

沖: 社長ご自身が留学を経験し、その成果を起業につなげておられる。人材への教育やアドバイスは、きっとお得意でいらっしゃるのでしょうね。

江川: 自分の経験も、前職で人事総務を経験したことも非常に役立っています。前職では、面接はもちろん、入社前、入社後の教育も担当。人材育成プログラムの作成からその実施を手がけていました。さまざまなタイプの人と交流する中で、学んだことはたくさんありました。

沖: 人材育成は、企業の核とも言えますよね。特に大切にしていたことは?

江川: 教育プログラム後にも定期的に懇親会を開いたりして、コミュニケーションを深める努力をしてきました。やはり相手のことを知らないと、より深く心に届く言葉は生まれません。そういった仕事を通して、私は教育という仕事がすごく好きなんだなと実感したものです。  
  私は今、多くの中国人の若者に会いますが、同じ中国人であっても「違い」を感じることは多々あります。でも、きちんと話をして理解を深めていけば、分かりあえないことはありません。一歩一歩、人を育てていくのは非常にやりがいのある仕事です。

 
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若い感受性を育てたい
沖: 特に、学ぶ意欲に満ちた若者を教えるのは、手応えがある仕事でしょう。

江川: はい。海外への大学留学が当たり前になっている現代、「若い時代に学ぶ」価値をひしひしと感じています。社会人としての教育や、大人になってから新しい学問を学んでいくことももちろん大切ですが、感受性が豊かな青少年の時期にしか学べないことは、必ずあります。感性が瑞々しいですから吸収力も全然違いますし、若い時期に受けた驚きや感動は、いつまでも残っているものです。

沖: 特に、「海外で学ぼう」という意欲を持った人は、その分吸収するエネルギーも強いですよね。私にも、中国や韓国の友達がいます。すごく努力家で、一緒にいるといつも元気をもらえるんですよ。

江川: 中国と日本とは、かつては敵同士として戦った複雑な歴史を持っています。愛国心を持つのは悪いことではありませんが、中国では、偏った映画や小説によって知識よりも先に反日感情を芽生えさせてしまう若者もたくさんいます。ですから、なるべく若いうちに日本に触れ、日本のいいところを直に知ってほしい。若く適応力が高い頃から国際感覚を身につけてもらいたい。そういった思いで高校をメインとした留学事業をスタートしたのです。

沖: 机上の勉強だけではなく、風土と人に触れることで、本当にその国のことが分かるのでしょうね。

江川: ええ、異文化に触れて学ぶことはたくさんあると思いますが、私が留学生に特に学んでほしいことの一つに、「サービス」があります。日本のサービスは非常に質が高く、その根底には思いやりの心や他者への優しさがあります。留学生たちには、そんな日本のいいところを学び、国と国とをつなぐ大きな人材になってほしいですね。

沖: 人が担うエネルギーが巨大な中国においては特に、海外で経験値を高めた若者は、国の大きな財産ですよね。

江川:
はい。先日、来日した留学生に出会った時、大変生き生きとした笑顔をしていたんですよ。「この子たちが思いっきり学び、目標の道に進めますように」と心から願います。悔いのない留学生活を送れるよう、精一杯応援したいと思っています。
 
<GUEST COMMENT>
思えば、留学生時代の中国語を教えるアルバイトから、勤務先での人事業務と、一貫して人材育成に携わってこられた江川社長。人材育成という仕事は、人と真っすぐに向きあい、心を通い合わせることから全てが始まります。「中国と日本の架け橋になりたい」という江川社長の思いは、目の前の人に心を尽くす、その姿勢に原点があるのでしょうね。(沖 直未)

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